医院開業 お役立ち情報
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医院開業後の看護師・医療事務等、医療従事者の採用について

医院・クリニックを開業すると、ほとんどの場合、看護師や医療事務など一緒に働くスタッフの採用が必要になります。
様々な開業準備を並行して進める中で、看護師・医療事務等、医療従事者をどのように採用すれば良いのか、そこにかかる期間はどれほどのものなのかをお伝えします。

医療業界の採用背景は?

まずは、医療業界(看護師・医療事務等、医療従事者)の採用事情をお伝えします。

【看護師】
看護師等の資格職は、国家資格で人数が限られているため売り手市場であり、医院・クリニック側は看護師の採用が難しいという背景があります。

【医療事務】
医療事務は、比較的勤務時間が安定しているため、女性が長く続けられる職業として人気です。少子高齢化社会において、医療の重要性は高まっているため、医療事務のニーズも高まっております。受付スタッフ等の医療事務は特に資格を必要としないため、ターゲットとなるマーケットが広く、求人広告を出すとある程度の応募数が期待できます。

【医療従事者全体】
転職情報サイトDODAで公開されている転職求人レポートによると、近年医療系の求人倍率(求人/求職者)は下がってきていることから、求人の数に対して母数である求職者数のほうが増加傾向であることが伺えます。看護師だけ見ると求職者は少なく感じますが、医療系職種(看護師・医療事務等、医療従事者)全体の人気度は、医療の重要性やニーズと比例して高まっているのです。

業種別の転職求人倍率 *転職求人倍率レポート(2016年11月))

どうやって募集すれば良いのか?

無料、有料、求人広告、人材紹介等様々な方法がありますが、
数ある採用手法の中でおすすめは、Webの求人広告媒体です。

採用手法 例
無料 有料
  • 公共職業安定所(ハローワ ーク)等の公的機関
  • 知人、友人等の縁
  • ホームページ
  • Webの求人広告媒体
  • 人材紹介会社
  • 求人情報専門誌(フリーペーパー等)
  • 新聞、折り込みチラシ
  手法 メリット デメリット
無料 公共職業安定所(ハローワ ーク)等の公的機関 無料で掲載できる
対象地域の求職者の目につきやすい
助成金が出る場合がある
労働人口の少ない地域では応募が集まらない。
優秀な人材に出会える確率が低い
各工程に時間がかかる
知人、友人等の縁 信頼ができる 母数が少ない
紹介いただくと断り辛い
ホームページ 掲載費用が発生しない
オープニングスタッフの採用は難しい
採用ページをつくる必要がある
自身で運用していかなければならない
目につきづらい
有料 Webの求人広告媒体 情報量が多い
若年層に強い
多くの人の目につきやすい
媒体によっては気になる人材をスカウトできる
採用に至らない場合もコストがかかる
人材紹介会社 採用に至るまでコストがかからない
採用に割く時間が少ない
採用コストの単価が高い
大量採用には向かない
求人情報専門誌(フリーペーパー等)新聞、折り込みチラシ 偶然目に留まる場合がある
地域採用に特化
採用に至らない場合もコストがかかる
情報量が少ない

現代はパソコンだけでなく、携帯電話やスマートフォンでほとんどの人がインターネットを使うことができます。
地域差等もありますが、Webの求人は多くの方の目に留まりやすいため、ある程度の応募数が見込めます。また、応募者と直接やり取りすることができるので、その後の選考もスムーズに進みやすいです。

採用スケジュール例

当社がコンサルティングした医院・クリニックの採用スケジュール例を見てみましょう。

業種別の転職求人倍率

求職者の選定から事前研修に至るまで、無理なく進めるためにも医院・クリニック開業の3~4ヶ月前から採用準備を始めています。
医院・クリニックによってかける時間に差はあるものの、このぐらいの時間は確保したいものです。

以下、採用の流れを1つずつ解説していきます。

求人媒体選定、原稿作成
→基本的には、必要な情報を提供し、求人広告会社に求人広告を作成してもらいます。
他医院・クリニックの求人広告等を参考にしながら、魅力的な求人原稿を作りましょう。
求人広告の掲載
→掲載を開始すると、応募者からの連絡が来るようになります。書類選考や面接の日程調整等、事務的な対応が必要になります。
面接
→面接は1~2回が一般的です。資格職等の集まりにくい職種の場合は、応募者となるべく早めに会うことが採用の鍵です。
雇用契約
→採用後、内定を受理していただいたら雇用契約を結びます。注意点については「求人採用業務では、何に悩みやすい?④雇用契約書の締結」に後述します。
事前研修、準備
→開業後に対応がスムーズにできるよう、顔合わせや事前研修をします。
スタッフ育成、面談
→開業後も、常にスタッフの育成やコミュニケーションをとることが大切です。定期的に面談をすることで、早期退職の防止にも繋がります。

医院・クリニックの求人掲載例

①Aクリニック(歯科・東京都心)

募集:歯科衛生士・歯科助手(共に正社員・パート)

応募者数
歯科衛生士 正社員 1名
歯科助手 正社員 52名
パート 3名
採用
歯科衛生士 1名
歯科助手 2名
②Bクリニック(医科・神奈川)

募集:看護師・受付(共に正社員・パート)

応募者数
看護師 正社員3名
パート3名
受付 正社員40名
パート10名
採用
受付 正社員1名
  • ・応募者数

    医院・クリニックの場所や地域によっても応募者数の差があり、立地が良い場所や都心の医院・クリニックの場合は応募が来やすくなります。働く形態や給与条件によっても応募者数は左右されますが、やはり条件が良いと応募が多いです。

  • ・求人広告掲載費

    某求人広告媒体では、一番安価なプランで9万円から求人広告を掲載することができます。しかし、より応募の集まりやすいプランを選択すると、十数万円~数十万円と金額は上がっていきます。また、地域によっても差があり、関東、関西の中心部から離れるにつれ、掲載料は安価になる傾向があります。

  • ・人材紹介

    資格職(医師・看護師・衛生士)は求人広告での募集が難しいことも多く、人材紹介会社に依頼することもあります。その場合の手数料は依頼する会社や職種により様々ですが、一般的には理論年収の30%ほどです。

求人採用業務では、何に悩みやすい?

  • ①どの求人媒体を使えば良いのか
  • ②応募を集めるためには?給与はどれくらいにすれば良いのか?
  • ③面接をしたことがないが、どこを見れば良いのか?
  • ④雇用契約書の締結
①どの求人媒体を使えば良いのか

数ある求人媒体の中でも、ターゲットに合った媒体かそうでないかで、応募数や質は変わってきます。費用もまちまちなので、比較検討する必要があります。看護師や医療事務に特化した求人媒体が複数ありますので、その選定につきましては、弊社コンサルタントまでご相談ください。

②応募を集めるためには?給与はどれくらい?

その土地に合った同職種の給与水準を調べましょう。給与や待遇は、しっかりと精査することが大切です。例えば、水準より少し高めの給与の求人は目を惹き、応募に繋がりやすくなります。当社では、地域別職種別の給与水準について精査し、アドバイスいたします。

③面接をしたことがないが、どこを見ればいいのか

採用は、たった1~2回の面接でその人を見定めなければなりません。
何に着目し、どのような質問をすれば良いのかも、欲しい人物像によって変わります。
例えば、長く定着できる人材が欲しい場合に見る点は、「転職回数」や「これまでやってきたことの一貫性」などが挙げられます。面接には弊社コンサルタント同席の上、適宜アドバイスをさせていただくことが可能です。

④雇用契約書

採用が出来たはいいが、最初に聞いていた話と実際の話に違いがあると、早期退職に繋がる可能性があります。後のトラブルやミスマッチを防ぐためにも、互いの条件に問題がないか確認し、雇用契約書を交わしましょう。弊社では、雇用契約書作成のお手伝いをしております。

まとめ

看護師や医療事務スタッフなど医療従事者の接遇は医院経営の本質以外の経営を大きく左右する「経営を取り巻く環境」に含まれる部分です。看護師や医療事務スタッフの対応ひとつで、医院を訪れる既存患者さんのリピート率や口コミ等で訪れる新規患者さんの数は大きく変わってきます。
医院・クリニックの顔として、一緒に働く仲間として、求める人物を採用できるよう取り組みましょう。

メディカル・イノベーションでは、上記の採用時に困る「①どの求人媒体を使えば良いのか?~④雇用契約書の締結の代行やアドバイス」、医院・クリニック開業後のスタッフケア(面談)等も対応させていただきます。
ご興味のある方は、ぜひ一度無料相談をご利用ください。

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